内容説明
「家庭とか家族とか、日常生活の中での、男として、夫として、父としての自分を書くことになるのではないか」という予感があった。だから、「むずかしい言葉は使うまい」と思った。(略)今、こうして全作品を通して読んでみると、本来のよしあしはさておき、すべて可愛いわが子で、何よりも、詩という土俵を借りた心情吐露である。ポエムエッセイとでも名づけたい「オトコとオンナの昼下がりのララバイ」が出来上がった、と思うのだが…。ポエムのようなエッセイ。エッセイのようなポエム。
目次
男だ
背広を脱いだお父さん
三笠優子さんこんにちは
日曜日がこわい
十二月十日
宴会
庭の樅の木
私の場合、酒は
新しいカレンダー
妻に〔ほか〕