出版社内容情報
いろんな名前があるけれど、そこにはきっと、ワケがある!?
まぎらわしい名前、長すぎる名前、勘違いからつけられた名前など、明日誰かに話したくなるような生きものの名前にまつわる興味深いエピソードを多数紹介。
名前そのものの響きや字面を見て楽しむことはもちろん、その名前になった学術的な理由や由来がわかるよう、学名や和名の仕組みについてもわかりやすく解説する。
[本書で取り上げる生きものの名前の例]
【まぎらわしい名前】東京にはいないトウキョウトガリネズミ、デカイヘビは小さい
【長すぎる名前】
・長い和名 リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ、ドットアンドダッシュバタフライフィッシュ
・世界一長い学名 Myxococcus llanfairpwllgwyngyllgogerychwyrndrobwllllantysiliogogogochensis
【短すぎる名前】世界一短い学名 Yi qi
【間違ってつけられた名前】ゴキカブリの誤記でゴキブリに
【無効になった名前】記載の先取権が覆されたマノスポンディルス(=ティラノサウルス)
【下品な名前】卑猥な意味の学名(Phallus impudicus=恥知らずなペニス、キノコの一種)
【有名人からとった名前】Ornamentula miyazakii(宮崎駿)、Heteropoda davidbowie(デビッド・ボウイ)、Agra schwarzeneggeri(アーノルド・シュワルツェネッガー)
[本書のポイント]
●メジャーな哺乳類や昆虫から、恐竜などの古生物、微生物や植物まで、特徴的な名前をもつ世界中のさまざまな生きものを紹介し、その名前の由来や意味を紐解く。
●標準和名、学名はもちろん、地方名や流通名も取り上げる。
●名前のもつ意味や由来を知ることで、生きものの特徴や生活が見えてくる。
●和名の構造や、命名のルール、学名で使われるラテン語の読み方や意味がわかる。
●分類学の意義や新種記載の手順についての基本が理解できる。
内容説明
いろんな名前があるけれど、そこにはきっと、ワケがある!?写真200点以上!!豆知識びっしり!!
目次
第1章 和名を知ろう(日本語の名前;和名は1つじゃない;和名のつけ方)
第2章 学名を知ろう(世界中で通用する名前;学名のルール;いろいろな学名)
第3章 名前の雑学(混ぜたら別の種に;差別的な言葉と生きものの名前;そんな名前になぜなった)
著者等紹介
丸山貴史[マルヤマタカシ]
1971年、東京都生まれ。法政大学を卒業後、ネイチャー・プロ編集室、人類文化社などで編集業務に従事。2008年に株式会社アードバークを設立し、図鑑の企画、編集、執筆、校閲、監修などを行っている
岡西政典[オカニシマサノリ]
1983年、高知県生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。現在は広島修道大学人間環境学部助教。専門は海産動物の分類学。日本動物学会論文賞・藤井賞・奨励賞、日本動物分類学会奨励賞、科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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tomi
ゲオルギオ・ハーン
おさと
Танечка (たーにゃ)
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