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内容説明
犬と人は、何よりも深く確かな絆で結ばれる―「ムツゴロウ動物王国」で数多くの動物と暮らしてきた著者が綴る感動の実話。脳性マヒを背負いながら見事に生きたサモエド・コボの物語をはじめ、さわやかな感動を呼ぶ25の逸話を収録!愛犬雑誌『Wan』の人気連載に、書き下ろしを追加。
目次
1 巣立った犬たちの物語(涙をなめる瞳;コロの便り ほか)
2 石川百友坊は本日もにぎやか(柴犬の姿と心を備えて;焦げパン祭り ほか)
3 保育士犬とふるさとの香り(守り育てる犬;任せるよ、子犬たちを ほか)
4 コボとタッチは天からの使者(起き上がった犬;花を求めて ほか)
著者等紹介
石川利昭[イシカワトシアキ]
北海道名寄市出身。農家に生まれ、犬だけでなくさまざまな家畜に囲まれて育つ。作家の畑正憲氏が主宰する「ムツゴロウ動物王国」を30年以上支え、東京都あきるの市などで活動した後、2008年に独立。北海道中標津町にて犬猫を中心とする「石川百友坊」を運営する。夫人のヒロ子氏とともに、現在は20頭の犬・6匹の猫と暮らす。家畜や野生動物に造詣が深く、保護や飼育の経験も数多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ショコラテ
16
ムツゴロウ王国にいらした石川さんの著作。むっくむくの子犬たちの写真には自然と頬が緩み、お別れにはやっぱり涙が。年をとっても犬と暮らせるシステム、是非立ち上げていただきたい(猫も仲間に入れて)。2020/08/10
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
8
おお!ムツゴロウの動物王国にいらっしゃった石川さんか!穏やかな佇まいのイメージで脳内いっぱいになるけどタイトルがもったいない。愛という言葉すらが軽く感じられてしまうほど、犬とか人とか関係なしに関わることへの姿勢が貫かれています。言葉の無力さに凹むなあ、もとい、伝わっているものを言葉にしたらいいのだな。思わずメモってしまう表現が多々。これは考えるのではなく思いから滲み出るものなのだな。自分の思いは自分の言葉で伝えなければ、と、人間の言葉が一見伝わらないワンコとの関わりで知らされること。2020/08/14
jouta h.
1
誕生時に酸素不足で脳性麻痺で生まれてくる犬を育てるブリーダーに感謝2020/09/02
きゃる
0
今では出来ない飼い方ですが、犬達は幸せだったろうなと思ってしまう。犬は「今」しか考えないから。主に柴犬と、サモエド犬達のエピソード25話。ムツゴロウ王国で働いていた石川さん。脳性マヒの余命3ヶ月と言われた犬を5年以上生かし、沢山の楽しい美味しいを経験させてあげた。脳性マヒの子が痛みと戦っていると教えてくれた事に私も知識を新たにした。知能に問題はなく、筋肉が勝手に動く痛み。それが痙攣。友人から要望のあった、年寄りでも犬を飼えるシステムはどうなったんだろう。2024/03/12
きつ
0
白黒写真だが、とにかく犬がかわいい。 茶芝の子犬が集まっている姿は、まさに「焦げパン祭り」だ。2020/09/25