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目次
芥川龍之介への手紙(又吉直樹)
「猿、かわいいね」(岩松了)
春の調理(小山田浩子)
「希少なる存在」の意味(荒俣宏)
祖母のこと(伊坂幸太郎)
人間渡るべからず(中野京子)
毎日写真(鷹野隆大)
隣の人生(滝口悠生)
「愉快」あふれる言葉の数々(川上弘美)
たしかに…(佐藤雅彦)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
102
併読して読んでいたので読了に3日要した。タイトルに偽りなしだった。未読の作家さんもたくさんいたり、作家じゃない方のエッセイもあるのだが、人柄を垣間見たようで面白かった。食わず嫌い基い、読まず嫌いの私に新鮮な風を送り込んでくれたような気がした。各人各様で楽しく、また、感心しながら読了した。それにつけても、トップバッターの又吉(ここ呼び捨て・・笑)芥川への手紙・・良かったなぁ。2016/07/16
Panzer Leader
43
奥さんの図書館本に手を出してみる。様々な分野の人たち(作家が多いけど)の77編のエッセイ。あっという間に読めてしまうけど、こういうエッセイは新聞や雑誌でチビチビ1,2編読むのが良いのであって、まとめて読むとちょっと飽きがくる。2020/09/15
ネコタ
36
読書会で紹介いただいた本。2016年に発表されたエッセイがたくさん収録。77人の豪華メンバー。いろいろな人のエッセイが載っていて、山極寿一・京大総長のエッセイも。面白かったのは津村記久子さんの。思いがけず宇宙エレベーターが題材でビックリしたけど、確かにあんなエレベーター憧れる。何日間も過ごせるエレベーター。穂村弘さんの庶民アピールも面白かった。2部屋の家にピアノ。読書会で話題になった町田康さんの終わりは面白かったぽ。三浦しをん先生らの編纂。毎年出てるみたい。一度に多くの作家さんの作品が読めるお得感。2016/12/28
panashe
30
77名の方のエッセイ。存じ上げない方、普段興味を持たない話も多々有るけれど、ひとり3-5頁なので読めてしまう。で、結果かなり面白かったりして。辛酸なめ子さんの「ホームパーティの流儀」はセレブ世界を垣間見て面白かった! 小山田浩子さんの「春の調理」のブロッコリーのあぶらむしは参ったねー。小山田さんたくましいです。角田光代さんのマラソン話も可笑しかった。角田さんの印象変わったな(笑)2016/12/04
ぐっち
28
図書館の新刊コーナーでゲット。大好きな作家さんのエッセイあり、レジェンド的大御所の近況あり、まだまだ第一線だと思ってた作家さんへの追悼文あり。大城立裕さんの関係代名詞文体での「資本論」の一節、私もまいった読めないや。池内紀さんのは友人の作家さんの話なのに、2ページ目でああこれは追悼文なんだなと。過去形だからかな?そして、錦屋・・・じゃなくて綿矢りささんの名前間違えられあるある。私は下の名前が、病院で読み間違えられたり、友人からの年賀状で漢字書き間違えられたりとかしょっちゅうです。2016/08/23