感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
minimu
9
金原瑞人さんは、いま一番気になっているおじさま。翻訳家であり、大学教師であり、bookmarkなる無料冊子の編集長であり、果てはこちらの雑誌の編集もされたということで、買ってみた。が、わたしには自由律俳句なるものがよくわからなかった。。それ俳句?詩??って、表紙に書いてある通りの感想に笑。ただ、インタビューにて又吉さんが国語の便覧が好きだったという点に、共通項を見出しちょっとうれしい。便覧、面白いよね。2016/01/31
ひろみ
6
正直、自由律だけを読んでいるとなんとなく口当たりのいい言葉と、なんとなくナイーブでなんとなくセンチメンタルな世界観の羅列に慣れてきて、もういっそ制限の中で凛と独立したものを美を!みたいになる。飽和。どうしたって切実さが足りない。自由律の中で輝くって定型より難しいと思う。斉藤倫さんの詩、ものすごく好きだ。このまま音楽にのせて歌にしたい、歌いたい。「天使とカレンダー」なんてまさに。あと、幅さんと五味さんの対談も読めて本当に良かった。2016/02/13
ねこ
6
自由律俳句のせきしろさんと又吉直樹さんの対談があり、ふたりとも高校時代『国語便覧』が大好きだったことが明らかに。ならばと、『国語便覧』を取り寄せた方が知人にひとり。買えるんだなあ。紹介されている又吉さんの句「カキフライが無いなら来なかった」にやられました。わかる、わかる、わかりますもん。この気持ち。2016/02/11
中はしっとり
2
文月悠光と最果タヒを目的に購入。詩だけでなくふたりのインタビューもとても良かった。他には服部真里子・吉岡太郎の短歌と公募作品「大工と黒焼き」がおもしろい。特に服部真里子の歌はリズム感や柔らかな言葉の質感がすばらしく、これから注目していきたい。2016/04/15
しらいしょうこ
2
せきしろさんの短歌は、感情的なモチーフが意識してなのか分からないけどすごく少なくて、人間が一切関与しないところで人間の暮らしがつくられているのを見せつけられてる感じがする。そういうのにゾッとするけど全体的にはくだらなくて面白い2016/02/21