内容説明
一国史や地域史を超えて、グローバルな相互連関から「近代世界」の成り立ちを解明。イスラーム世界、インド、中国、日本をも視野に入れて、思想や科学技術の発展から、社会や宗教の再編、さらには近代芸術の誕生まで、新しい全体史に挑むグローバル・ヒストリーの名著。
目次
第3部 帝国主義時代の国家と社会(近代国家の神話とテクノロジー;自由主義、合理主義、社会主義、科学の理論と実践;宗教の帝国;芸術と想像力の世界)
第4部 変化、衰退、危機(社会的ヒエラルキーの再編;先住民の絶滅と生態系の破壊)
大加速―一八九〇‐一九一四年頃
著者等紹介
ベイリ,C.A.[ベイリ,C.A.] [Bayly,C.A.]
Christopher Alan Bayly。1945年、イングランド生まれ。オックスフォード大学卒業後、1970年に同大にて博士号取得。ケンブリッジ大学教授、シカゴ大学教授を歴任し、2015年に亡くなる。インド史、イギリス帝国史、グローバル・ヒストリーを専門とし、1990年にブリティッシュ・アカデミーのフェローに選出され、2004年にウルフソン賞を受賞。2007年にはナイト爵を受勲し、没後の2016年にトインビー賞を受賞
平田雅博[ヒラタマサヒロ]
1951年生まれ。青山学院大学文学部史学科教授
吉田正広[ヨシダマサヒロ]
1956年生まれ。愛媛大学法文学部人文社会学科教授
細川道久[ホソカワミチヒサ]
1959年生まれ。鹿児島大学法文学部人文学科教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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