感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろみ
2
本が本が、と主張してくるような特集ではなく、日常の生活の場としてそれぞれの本屋さんをひらく、という素敵な対談。みなさん、その道の所謂プロの方だけれど必ずしも選んだ本がその仕事なり人生そのもの直接関係しているというわけではなく、寄り添った温度や読後に残った質感などを感じさせる選書で気持ちがいい。幅さんの言葉にはいつも本それ自体が持っている力で魅力や新たな発見を伝えようという姿勢がうかがえる。定義を広げるんじゃなくて真っ向からプレゼンする。とても信頼しています。2015/11/11
akiu
1
児童文学雑誌。ブックディレクター、幅允孝による編集号。色んな分野の著名人に、10冊程度の本を選んでもらうという企画。「その分野に拠った選書」ではなく、「その人自身に拠った選書」であるところが面白いです。若い年代(幅さんと同じ30代後半くらい)の人が多く、時代背景や読書傾向の近さを感じる。ひとつひとつのインタビューがとても深く、楽しめました。それにしても、幅さんの読書の幅の広さ(シャレじゃないよ)はハンパないです。1日で3人も対談したり、とにかくパワフル。それでこの面白さか…と、感心することしきりです。2015/12/04
doji
0
多様な人と本のセレクト、いままで触れてこなかったような領域にも手を伸ばしたくなるような特集だった。幅さんがほぼすべての本に対してなにかしら考えを述べていて、あらためて選書家としてのプロフェッショナル性を感じた。本をもっと読みたい。2021/09/29
-
- 和書
- カゼヲキル 〈3〉 疾走