嗚呼 極寒の地シベリアに戦友が眠る

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  • サイズ A5判/ページ数 187p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784434123498
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

風化させて良いのか!この大拉致事件を。戦争が終われば捕虜を帰国させるのが国際法。終戦後に60万人も拉致し、極寒・飢餓・重労働の三重苦で6万人以上の死者を出したシベリア抑留。亡き友よ許せ!盲いても書き残す、書かずには死ねぬ。満州で九死に一生、さらにシベリアでも九死に一生。それを一初年兵の視点でつづる。

目次

暗雲の満州国 風雲急を告げる
小兵の誕生 関東軍入隊
馬鹿馬鹿しい軍隊を見た これが関東軍か
古兵への反抗 智者よく愚者を征す
こまかとばあるが、元気かばい 湖北から鶏寧へ
鶏寧の春そして夏 やまどりの卵
あたかも通訳官のごとく 花開く中国語
軍隊は要領を尽くすを本分とすべし 正直者は馬鹿を見る
旅団長に褒められた一番乗り 爆弾抱いて戦車へ突進
ソ連軍侵入せり 長い浮世に短い命か〔ほか〕

著者等紹介

松嶋英雄[マツシマヒデオ]
大正13年埼玉県に生まれる。昭和14年渡満。新京商業学校支那語科・新京外語学院にて支那語を学ぶ。昭和16年1月満州国新京特別市公署行政科奉職。昭和20年関東軍に応召入隊。同年終戦によりシベリアに抑留される。昭和24年復員帰国。昭和25年ねじ産業界に身を置き修業。昭和39年ねじ製造設備の自動化を目的として独立。東京都墨田区に株式会社松島商店を設立。代表取締役に就任。加熱ボルト製造全工程全自動化の研究開発に貢献。ホットプロセス、フルオートマティック完成。平成7年七〇才で引退、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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