出版社内容情報
名著『失敗の本質』に採り上げられた例も含め、日本陸海軍の戦いを『孫子』とクラウゼヴィッツ『戦争論』により再検討。日本人に欠ける戦略思考の活性化を図る。
内容説明
『失敗の本質』は、日本陸海軍の戦略・作戦の失態を鋭く分析した組織論研究の古典的存在とされている。だが、今も日本ではその教訓が十分に学ばれているとは言い難い。戦略思考の源流は、古代の『孫子』に始まり、一九世紀のクラウゼヴィッツの『戦争論』で深化され、現代でも米国・中国の各軍大学校において真剣に学習されている。これら戦略古典でもって『失敗の本質』に採り上げられた例も含め日本陸海軍の戦いを再検討し、現代日本の賢慮なる戦略思考の活性化を図りたい。
目次
第1章 政治・外交・経済と軍事の関係はどうあるべきか
第2章 ミッドウェー作戦
第3章 ガダルカナル作戦
第4章 インパール作戦
第5章 マリアナ沖海戦
第6章 レイテ海戦
第7章 沖縄戦と終戦経緯
著者等紹介
西田陽一[ニシダヨウイチ]
1976年生まれ。ワシントン州立大学経済学部卒。企業勤務を経て、現在、(株)陽雄代表取締役。自衛隊幹部学校部外講師・明治大学リバティアカデミー講師。事業の傍ら、執筆と講義を行う
杉之尾宜生[スギノオヨシオ]
1936年生まれ。防衛大学校卒。1961年、陸上自衛隊入隊。防衛大学校防衛学教室助教授、教授を経て、現在は戦史研究家(支那事変・大東亜戦争・中東戦争など)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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