出版社内容情報
【日産自動車創立90周年記念】プリンス自動車工業は、戦後の国産車において技術的にリードし、さらにモータースポーツでは、世界の名車と互角の闘いを繰り広げるなどして、団塊世代を中心に強烈な印象があり、憧れの存在といえる。本書は、スカイラインやグロリア、商用車など、プリンスの歴代モデルを詳細な解説付きで紹介。2014年刊行の同書に、60ページ以上の資料を追加した、増補三訂版。
内容説明
日産自動車創立90周年。航空技術者を中心としたプリンス自動車工業は、常に新しい技術を取り入れて新型車を開発し、海外への輸出や国内レースに参戦するなど、先進的な自動車メーカーとして大きな発展を遂げた。しかし、1966年に通産省による「業界再編成」の勧めにより、プリンス自動車工業は日産自動車と合併することになり、新たな一歩を踏み出すことになったのである。
目次
プリンスの歴史
カタログでたどるプリンスのクルマたち(たま電気自動車;プリンス・セダン(AISH系)
スカイライン第1世代(SI系)
スカイライン・スポーツ(BLRA‐3型)
スカイライン第2世代(S50系)
スカイラインGT(S54系)
スカイライン第3世代(C10/GC10系)
スカイラインGT‐R第1世代(PGC10系)
スカイラインGT‐R第2世代(KPGC110型)
グロリア第1世代(BLSIP系) ほか)
著者等紹介
当摩節夫[トウマセツオ]
1937年、東京に生まれる。1956年に富士精密工業入社、開発実験業務にかかわる。1967年、合併した日産自動車の実験部に移籍、1970年にATテストでデトロイト~西海岸を車で1往復約1万キロ走破。往路はシカゴ~サンタモニカまで、当時は現役であった「ルート66」3800kmを走破。1972年に日産自動車、海外サービス部に移り、海外代理店のマネージメント指導、KD車両のチューニングなどにかかわる。1986年~1997年の間、カルソニックの海外事業部に移籍、豪亜地域の海外拠点展開にかかわる。1986年~1989年の問シンガポール駐在。現在はRJC(R本自動車:研究者ジャーナリスト会議)および、米国SAH(The Society of Automotive Historians.Inc.)のメンバー。1954年から世界の日動車カタログの収集を始め現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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