内容説明
秘められた江戸の性愛文化の秘匣を開き、閨房用の秘薬と秘具を鮮明に描き出す。前編は、「帆柱丸」「長命丸」「女悦丸」など、江戸の庶民たちが用いていた秘薬の実態を、文献と古川柳と絵図によって提示し、その薬剤の処方までも詳述。後編では、「張型」「兜形」「鎧形」「琳の玉」「ヘイコノインポ」「吾妻形」「肥後芋茎」など、現代では忘れられている器具を探査して、江戸の閨房秘具の全貌を紹介する。
目次
1 秘薬の部(内服;男性が塗布;女人への塗布;秘薬多々;勃起不全;男色用;婦人薬)
2 秘具の部(女人専用;閨中女悦の具(男性使用)
閨中女悦の具(女人使用)
男性独楽用)
著者等紹介
蕣露庵主人[シュンロアンシュジン]
本名・渡辺信一郎。1934年東京生まれ。江戸庶民性愛文化研究者
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