内容説明
心に「ゆとり」があってこそ、望ましい医療も提供できる。総合医療を目指してきた医師による日本社会の診断と警世の処方箋。
目次
前編 政治にゆだねる日本の将来(世相の変遷;共和政治と民主政治と独裁政治;国家・社会が求める強いリーダーとその末路;議会民主主義の持つ矛盾とリスク;社会の発展と政治形態 ほか)
後編 医療と医療制度を考える(医師不足と医療崩壊;医学と医療を中心に、教育の問題点を衝く;医学と法学の類似性;医学と政治・経済学;扁鵲の三兄弟 ほか)
著者等紹介
山本章[ヤマモトアキラ]
昭和7年大阪生まれの大阪育ち。昭和30年大阪大学医学部卒業。昭和35年大阪大学大学院医学研究科修了、医学博士。大阪大学第2内科学教室で脂肪肝の研究に取り組み、38年「肥満外来」を開始。昭和39~42年米国カリフォルニア州のCity of Hope Medical CenterのGeorge Rouser博士のもとで脂質分析の開発研究。昭和42年大阪大学に復帰して「高脂血症外来」を開設。昭和54年国立循環器病センター研究所病因部長、平成元年同研究所副所長となり、「動脈硬化に関連した血漿リポ蛋白異常の遺伝素因と栄養の関連についての研究」を推進(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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