内容説明
国際新秩序を予測し、日本の進むべき方向を論じる警世の書。G6の退潮と新興市場国の台頭で、国際社会の多極化と多様化が始まった。国連などの国際機関は調整能力が低下し、国際協調の新たな仕組みを模索する必要がある。
目次
第1章 第二次世界大戦前後の国際秩序(世界恐慌;自由貿易の崩壊;米国財政赤字の原点;第二次世界大戦後の国際体制)
第2章 二十世紀末にかけて起きた変化(米国経済の変化;社会主義体制の崩壊;金融市場の規制緩和;一九九〇年代の金融危機;ユーロの誕生)
第3章 二十一世紀前半の国際秩序の前提(二十一世紀前半の主要国経済予測;イラク・アフガニスタン紛争の影響;EUの拡大;エネルギー需給;過剰流動性とホットマネー)
第4章 二十一世紀の国際秩序(国際社会の変化;国連の無力化 ほか)
第5章 日本の方向(新国際秩序への対応;中国問題と日米安全保障 ほか)
著者等紹介
岩野正宏[イワノマサヒロ]
1964年東京大学経済学部卒、八幡製鉄(現・新日本製鉄)入社。75年カリフォルニア大学バークレー校MBA取得。86年新日本製鉄退社、プルーデンシャル・ベーチェ証券入社。89年プルーデンシャル・ベーチェ証券退社、ゴールドマン・サックス証券入社。89年から98年まで、日経『インスティチューショナル・インベスター』誌のアナリスト・ランキング金属部門で1~2位を継続して取得。92年ゴールドマン・サックス証券調査部長。97年同証券マネージング・ディレクター。2000年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
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