内容説明
会社組織の心理学的センスを利用しなかったために、組織の従業員に受け入れられないコンピュータ・システムが世の中に非常にたくさん存在する。これらのことは、コンピュータが技術部門から組織管理部門へと移行し、かつ、コンピュータの役割が単に紙を生産することから管理者の意志決定の際の助けとなることへと変化すること、などにより現実的なものになってきている。…情報社会の中核をになうコンピュータ・システムをハードウェアやソフトウェアからではなく、人間の行動科学や使用する情報の特質などの面から説明するユニークな書。
目次
第1章 マイクロフィシュとマイクロチップを用いた意志決定システム
第2章 管理職とコンピュータ間の独特の葛藤
第3章 人間味のあるメッセージ
第4章 ディスプレイ端末装置の最適な構成
第5章 正しい情報による意志決定
第6章 ゴミの入力とゴミの出力を避けるには
第7章 セキュリティを感じさせるコンピュータ
第8章 人間工学的設計の成功例
第9章 自ら招いた災いのもと
第10章 今や、一人前