冤罪と闘う―私はなぜもう一度立たなければならないのか

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  • サイズ 46判/ページ数 236p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784895002394
  • NDC分類 326.21
  • Cコード C0095

内容説明

今回の事件を通じて、私たちが生きる社会の正義とは、公正さとは何かを考えさせられました。予断に満ちて強圧的な警察、証言の誘導を疑われかねない不自然な動きの検察、真実追究の場とは程遠い裁判所…。事実を認める、たったそれだけのことさえできない社会とは、いかなる社会なのか。多くの社会制度がまともに機能していないと感じました。

目次

まえがき 東京オリンピックと諦めが悪い37歳
第1章 全国最年少市長、突然の逮捕
第2章 美濃加茂市を焼け野原にしてやる
第3章 2万筆超の署名を踏みにじる人質司法
第4章 62日間の勾留
第5章 詐欺師と検事の“結託”
第6章 一審無罪と驚きの逆転判決
第7章 新事実が照らす再審請求への道
あとがき 前科者と呼ばれても政治家として闘う理由
解説 なぜ「全国最年少市長」は狙われたのか?(元「週刊朝日」編集長・山口一臣)

著者等紹介

藤井浩人[フジイヒロト]
1984年岐阜県生まれ。2007年名古屋工業大学卒業。2010年10月に美濃加茂市議会議員に初当選。2013年6月の選挙で美濃加茂市長に選ばれる。当時28歳の全国最年少市長。2014年6月事前収賄容疑等により逮捕。その後2015年3月に一審無罪になるも、2016年11月二審有罪。2017年に最高裁で有罪が確定し、市長を辞職。現在、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科付属メディアデザイン研究所リサーチャー、情報経営イノベーション専門職大学超客員教授など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てくてく

8
クラウドファンディングのリターン本。報道ではいまひとつわからなかった藤井さんが狙われた理由、容疑を全面否認するタフな姿勢の裏でどのような葛藤があったのか、逮捕をめぐる捜査機関・マスメディアの不適切な対応などが、当事者の目を通じて語られている。また、地域住民と顔を合わせて信頼を獲得していく市会議員・市長として、冤罪が冤罪であることを示すためにも、美濃加茂市にこだわる理由があることも理解した。立場の異なる人もいるだろうが、地域の為に、子どもの手本となる大人として、頑張ってもらいたい。2021/12/26

もべ

5
今も美濃加茂市長としてご活躍されていることがすべての答えなのではと思う。①郷原弁護士の著書を先に読んだので、ある程度の概要や警察検察の非道さというのはわかっていたが、ご本人目線で読むとまた違う。他人事じゃないってのがまた怖い。②これまでは事件のこともよくわかっていなかったし、まあご本人がやってないって主張してても有罪判決出ちゃったしな…ぐらいの感覚だった。こういう第三者が一番よくないんだろう。情報の公平性中立性というのは、情報を得る側としてはどう保てばいいんだろう?③カバー外した表紙が端的かつおしゃれだ。2022/12/30

キョウ

5
なぜこんな田舎の市長が狙われたのか⁉️病院建設が関係しているのか⁉️疑問や噂話かまありましたが、最後の編集者?の考えのところで、陰謀論とか嵌められたとかではなく、やはりその程度のことなのだろうと私も思いました。 法曹界、警察の方々は数多くの犯罪者と接して訳の分からない理屈をいつも聞いているのだろうと想像しますが、この事件に関してはもう一度調べて欲しいと願います。2022/01/08

kzm

1
こんなことが日本であるのだと驚き。恐ろしい2022/04/03

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