内容説明
現代にタイムスリップした恐竜と不器用で痛みを抱えながら生きる若者たち。けっして、交わるはずのない両者が出会った時、何かが動き出す…第24回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作。
著者等紹介
井上綾子[イノウエアヤコ]
1978年生まれ。東京都出身。上智大学卒業。同大学院経済学研究科で医療経済学、法と経済などを研究。論文執筆のため病院の救急現場で取材を行うなどした。財団法人医療科学研究所の嘱託研究員の他、2007年から現在に至るまで明海大学不動産学部で非常勤講師を務める。シナリオ・センターで学んだ後、脚本家に師事。企画書やストーリーの執筆に明け暮れる中、初めて執筆した小説「恐竜ギフト」が第24回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いちろく
19
この本を読んでいた時、とある作家さんの講演会での、自分が苦手と思った本について分析する事の大切さの内容を思い出しました。ファンタジーモノは好物です。成長モノの作品も好物です。でも、とある条件下でその2つが混ざった作品は私には合わない、という事を改めて実感出来ました。不思議なタイトルに惹かれて手にとった1冊。作品内の伏線的な構成や対比は上手いな、と思いましたが作品全体を見た時に私には合いませんでした。児童文学的な内容であれば受け入れられたと思います。かなり迷いましたが正直に書きました。あくまで私の感想です。2015/07/13
roatsu
7
大学の一つ上の先輩が書かれた新作を読了。注文から5日、ようやく手元に届いた。読みながら書いた方のことがつらつら思い浮かんでにやりとしつつも、何だか不思議な感覚でした。一人称で進む物語はテンポよく、しかし切れ味鋭くはっとするような描写を含んで進み、いつしか不思議な世界が現出、と読み始めると放してもらえない素敵な一冊でした。2015/03/29
あお
1
タイトルが気になり読み始めました。あまりファンタジーは好きではないけど、これは面白かった。2015/07/19