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新潮文庫
小説ヤマト運輸

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  • サイズ 文庫判/ページ数 380p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101303321
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「クロネコヤマトの宅急便」という配送革命は、いかにして達成されたのか――。新インフラ誕生の全貌を描いた、圧巻の経済小説。

今日送った荷物が、全国どこにでも、すぐに届く。宅急便。わたし達が享受する“当たり前のサービス”開発の裏には、壮絶な戦いがあった。運輸省、郵政省という国家権力による妨害。金で政治家を取り込んだ競合他社。配送革命と称賛された「クロネコヤマトの宅急便」は、いかにして生み出されたのか――。新インフラ誕生の全貌を描いた、圧巻の経済小説。『挑戦つきることなし』改題。

内容説明

今日送った荷物が、全国どこにでも、すぐに届く。宅急便。わたし達が享受する“当たり前のサービス”開発の裏には、壮絶な戦いがあった。運輸省、郵政省という国家権力による妨害。金で政治家を取り込んだ競合他社。配送革命と称賛された「クロネコヤマトの宅急便」は、いかにして生み出されたのか―。新インフラ誕生の全貌を描いた、圧巻の経済小説。

著者等紹介

高杉良[タカスギリョウ]
1939(昭和14)年、東京生れ。化学専門紙記者、編集長を経て、’75年「虚構の城」で作家デビュー。以来、経済界全般にわたって材を得て、綿密な取材に裏打ちされた問題作、話題作を次々に発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

200
宅急便を作った小倉昌男の経営を追った一冊。特に運輸省をやり込めたり宅急便導入の際の社内の調整をしたところが印象深かった。2014/04/17

Cambel

53
忙しくなると、Amazon、Yahooで買い物すること度々。ヤマト運輸は近くに配送センターがあるから特にお世話になっている。佐川だとコンビニ受け取りができないから、不便だなーと思っていたら、この小説の中に理由が書いてあった。私の中の優先順位はヤマト、ゆうパック、佐川の順かな。日通は個人では使わないし。赤帽はガラが悪いから好きじゃない。そう感じる背景も小説から測り知ることができる。出張先から美味しいお土産をクール便で送れるのは、こんな歴史があったからなのか。ゴルフ宅急便も何度もお世話になりました。2020/03/16

金吾

38
○今では当たり前である宅急便の立ち上がりの話です。バイタリティーのすごさ、国民目線の信念が書かれており面白くまた読みごたえがありました。2020/11/25

しあん

32
クロネコヤマトの創成期から現在に至るまでを書いた経済小説でしたが、面白かったです。関東大震災では、必死にトラックを移動させたり、終戦時の混乱時にトラックを略奪されたり、ネコがライオンに噛み付いたと評された三越との戦い、大口の配達から小口の配達(宅急便)への移行、クール便の開発…と躍動感あふれる文章にわくわくしながら読みました。2018/10/14

まつうら

31
流通に革命を起こした宅急便を描く。昭和59年の信書問題は、当時報道されていたことをなんとなく覚えている。連日、メディアで激論が展開されたはずだが、この作品ではあっさりとしか書かれていない。郵政省はこんなに簡単に折れてしまったのだっけか? しかし、あらゆるコミュニケーション手段が電子化されつつある現在において、信書を配送できるのが郵政のみというのは、もはやナンセンスな制度だ。宅急便はそんな衰退期のマーケットにこだわらず、クール宅急便を開発してブルーオーシャンを切り開く。小倉昌男の慧眼はすばらしい!2022/02/27

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