目次
1 社会的な相談支援実践の大切さ(「どこで働いていても私たちはソーシャルワーカーです」;現実の制度・政策との向きあい方;今後すすめられる相談支援事業に関する政策と実際にケースを解決していく時に起こる具体的な課題;ソーシャルワークの実践とは)
2 障害者自立支援法の下での相談支援事業(相談支援事業の重要性の確認;これまでの障害別の三つの相談支援事業の説明から;2006年10月1日以降の相談支援事業の説明;いくつかの課題;まとめ)
3 ソーシャルワーカーとして大切にしたいこと
著者等紹介
木全和巳[キマタカズミ]
1961年生まれ。児童養護施設、知的障害児施設、情緒障害児短期治療施設の職員を経て、日本福祉大学社会福祉学部教授。専門は、障害者福祉論、児童福祉論。全国障害者問題研究会常任委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆう。
15
著者は、ソーシャルワーカーの日本語訳はとても難しく「社会福祉事業実践者」「社会福祉事業活動家」だとし、難しいこと自体が実践の弱さでもあると指摘します。また1987年の「社会福祉士及び介護福祉士法」によりソーシャルワークとケアが分けられたが、もともとは不可分のものであると指摘しています。またソーシャルアクションの重要性も当事者たちに寄り添いつつ具体化することが専門職としてかかせないとしています。また、相談援助がソーシャルワークとするのは「社会」を意図的に外したもので問題だと指摘しています。とても学べました。2014/12/15
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