内容説明
長期勤続幹部からの聞き取り調査によって、初めて明かされた日系企業の人材育成のツボ。彼らの役割や能力を「文化能力」と定義することから見える、21世紀の管理術。
目次
1 台湾日系ものづくり企業を訪ね歩いて(調査の概要;なぜ、ものづくり企業か)
2 日系ものづくり企業で蓄積される文化能力(日本語の能力;我漫と忍耐力;チームワーク力(協調性)
細かさを理解する能力(細かさの理解))
3 「文化能力」の獲得を促進する三つの要因(長期勤続;日本への研修制度;日本人との関わり)
4 「文化的媒介」行為と媒介者(文化的媒介者;翻訳的適応;文化的隙間(cultural holes)を埋める「媒介者」)
5 総括(これまで明らかになったこと;本書の特色)
著者等紹介
岸保行[キシヤスユキ]
1979年、東京都生まれ。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科博士課程修了。博士(学術)。早稲田大学助手を経て、現在は早稲田大学特別研究員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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