内容説明
本書は「都市の比較」でもなく、「社会の比較」「文化の比較」でもない。異なる生活経験を持つものの出会い、そこに生まれる共感を手がかりに、眼前の社会事象を捉えようとする、新たな試みである。
目次
1 集落(カンプン)と出会うまで(調査開始までの経緯;「民族意識」の軸が見つからない;断片的に見えてきた「集落」―大衆組織の調査と武術練習会への参加)
2 集落の調査という経験―ムラを通してカンプンをみること(「カンプン」はなぜ見えにくかったのか;「ムラ」と「カンプン」のあいだの共感可能性;「ムラ」と「カンプン」のあいだの根本的差異)
3 共感と比較(共感と都市の比較;共感と社会の比較)
著者等紹介
中村昇平[ナカムラショウヘイ]
1986年、京都府生まれ。日本学術振興会特別研究員(金沢大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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