内容説明
それはアヘン戦争から始まった!?不平等条約のもと関税自主権を縛られた清朝は、グローバル経済の渦中に引き出され、清末民初の混乱は列強の介入を経て、やがて日本の侵略に至る…。本書は、究極の「お雇い」=総税務司を軸に、なぜ海関(中国の税関組織)が「国中之国」となり得たのか、その顛末を現代史に書き加えた大著である。
目次
プロローグ
第一章 海関=カメレオンの誕生
第二章 ロバート・ハートの一望監視体制
第三章 自強運動期の海関―一八七〇~一八九五
第四章 債券市場の勃興―債権回収業者としての海関、一八九五~一九一四
第五章 国家の中の国家―一九一四~一九二四
第六章 関税の国、密輸業者の国―南京国民政府時代の海関、一九二九~一九三七
第七章 統合性を保つ―一九三七~一九四九
エピローグ―余韻と陰
著者等紹介
ファン・デ・フェン,ハンス[ファンデフェン,ハンス] [van de Ven,Hans]
現在:ケンブリッジ大学近代中国史教授、ケンブリッジ大学副学長、セント・キャサリンズ・カレッジ フェロー、北京大学歴史学系客員教授。経歴:1958年、オランダ生まれ。高校時代から中国語を学び、ライデン大学中国学科を卒業後、ハーバード大学大学院で近代中国史を専攻。博士号取得。その後、カルフォニア大学バークレー校ポストドクターを経て1988年からケンブリッジ大学で教鞭を取り現在に至る。主な研究分野:1949年以前の中国共産党史、太平天国から国共内戦までの中国軍事史、1850年代~1950年代の中国のグローバル史
陳雲蓮[チンウンレン]
現在:群馬大学グローバル・イニシアチブセンター専任講師。経歴:中国浙江省生まれ。2010年、京都府立大学大学院人間環境科学研究科博士課程修了、博士(学術)。日本学術振興会外国人特別研究員(名古屋大学、2010‐2012)、ケンブリッジ大学・ウルフソンカレッジ客員研究員(2012‐2016)、岡山大学グローバル人材育成院(2016‐2019)専任講師(特任)を経て、2019年10月から現職。研究分野:近代東アジアの都市史、建築史、港湾史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



