感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽわこ
0
理論や方法論の前に社会事実がある。システムや理論というと、一つの定まったものとして捉えがちだが、それは生きた構造である。 また、73ページの費先生の「時代より一歩先に進んだのが問題だった」という言葉も印象に残った。学問にはトレンドのようなものがあるということか。日本での学問が、中国と異なり「学者が政策提言をする」ことを想定していないのは、そうした背景があるからなのかもしれない。 時代によって勉学という道を一度は絶たれながらも、生涯真摯に学問に向き合ってこられた著者の志そのものを表している題名だ。2025/08/02
-
- 電子書籍
- 剣逆蒼穹【タテヨミ】第60話 picc…