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内容説明
徒弟制からの転換、芸能教育の学校化とは。京劇の形成にも関わった地方劇の一つ「秦腔」。本書は、その教授・学習の現場から芸能と教育の関係を捉え直す試み。文学・音楽・舞踊・雑技・美術などの表現手段を融合した総合芸術の成り立ちを、俳優すなわち人間の教育という側面から分析した画期的な論考。(第1回東京大学而立賞受賞)
目次
序論 秦腔と芸能教育の学校化
第1章 陝西省西安市と秦腔(調査地について;秦腔とは ほか)
第2章 俳優教育の歩みと調査の概要(秦腔の俳優教育の歴史的背景;新中国の演劇学校に関する研究 ほか)
第3章 稽古現場からみた俳優教育(芸の教授・学習過程への視点;演劇学校について ほか)
第4章 組織的文脈における俳優教育(徒弟教育とは;演劇学校の組織構造 ほか)
第5章 芸能教育の学校化を考察する(学校化とは;芸能教育の学校化とは―秦腔の事例からみえるもの ほか)
著者等紹介
清水拓野[シミズタクヤ]
2007年、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻(文化人類学コース)博士課程修了。博士(学術)。専攻、教育人類学、中国芸能研究。現在、関西国際大学国際コミュニケーション学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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