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内容説明
中国南部の「少数民族」(トン族・ヤオ族・スイ族・トゥチャ族)と漢族の双方向的な立ち位置を確認しつつ、中国と日本の文化の変貌まで視野に入れた、集大成的論考。
目次
序章 民族と文化の変貌
第1章 女神信仰の現代的変容―中国貴州省トン族の薩瑪節をめぐって
第2章 ヤオ族の民族動態に関する諸考察―広西大瑶山の調査から
第3章 漢族とヤオ族の交流による文化表象―湖南省の「女書」を中心として
第4章 貴州省のスイ族とヤオ族―祭祀・婚姻・葬制
第5章 貴州省の祭祀と仮面―徳江儺堂戯の考察
第6章 福建省の祭祀芸能の古層―「戯神」を中心として
第7章 追儺の系譜―鬼の変容をめぐって
第8章 目連の変容―仏教と民俗のはざまで
著者等紹介
鈴木正崇[スズキマサタカ]
1949年、東京都生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了。文学博士。慶應義塾大学名誉教授。日本宗教学会常務理事、日本山岳修験学会会長。受賞歴:1997年に『スリランカの宗教と社会』で慶應義塾賞、2014年に『ミャオ族の歴史と文化の動態』で第11回木村重信民族藝術学会賞(民族藝術学会)、2016年に「日本の山岳信仰と修験道に関する宗教学的研究」の業績により、第18回秩父宮記念山岳賞を受賞(日本山岳会)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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