多配列思考の人類学―差異と類似を読み解く

個数:

多配列思考の人類学―差異と類似を読み解く

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

  • サイズ A5判/ページ数 384p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784894892194
  • NDC分類 389.04
  • Cコード C3039

内容説明

われわれの日常は白か黒かだけで営まれているわけではない。無数の選択肢や文脈がもつれあう(多配列的)世界を生きている。本書はそんな世界としてフィールドを凝視してきた吉岡政徳の退職記念として編まれた。14人の執筆者による論文とそれに対する吉岡のリプライが織り成す本書自体が、あたかも多配列世界を示すかのようである。

目次

第1部 多配列思考(つながる思考としての多配列;類似性から知識の動態へ―サモア社会の病気概念からみた多配列分類にもとづく社会分析の再検討;ホワイト・オーストラリアンをめぐる議論と多配列分類―冗談が生み出す両義性と他者排除の言説;アボリジニコミュニティ出身者の集団意識―オーストラリア北部準州アリススプリングスにおけるイマンパの事例から)
第2部 差異と類似の捉え方(「カストム論再考」からの再始動―メラネシアにおけるバイカルチュラルな世界の背景;「多文化共生」社会の実現の可能性に関する一考察―カトリック教会に集まる信者を事例に;ホームステイのメカニズムからの観光再考―日常生活が観光の対象となるとき;朝鮮族の移動と混淆する文化;「正答」のない「正しさ」を生きる―韓国のけるがん患者の療法)
第3部 多声的リアリティへの接近(分析概念としての“難民”―ビルマ難民の生活世界と難民経験;放射能汚染問題にみる「マーシャルの文化」のふるまい―核実験被害コミュニティ再定住計画を中心として;フィールドワークを開く―ヴァヌアツからの展望)
附論 フィールドからの声と人類学的議論―各論を受けて
バニヤン・ツリーに擁されて

著者等紹介

白川千尋[シラカワチヒロ]
大阪大学人間科学研究科准教授。専攻は文化人類学

石森大知[イシモリダイチ]
武蔵大学社会学部准教授。専攻は文化人類学、オセアニア研究

久保忠行[クボタダユキ]
大妻女子大学比較文化学部専任講師。専攻は文化人類学、移民・難民研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。