目次
第1章 序論
第2章 風水思想の概要
第3章 『四庫全書』に示された術数学の地位―その構成原理と存在価値について
第4章 儒教知識人による風水思想の「発見」過程―朱熹以前から朱熹以後へ
第5章 王権に献げられた風水言説―朱熹の風水理解をめぐって
第6章 「儒理」に基づく風水理論の再編―伝蔡氏撰『発微論』をめぐって
第7章 気の理論に施された改造―『劉江東家蔵善本葬書』鄭謐注をめぐって
第8章 選地技術を牽制する天―風水を道徳と結び付ける言説の諸相
第9章 機械としての墓と、人格を持った祖先―福建上杭『李氏族譜』に見る風水言説
第10章 結論
著者等紹介
水口拓寿[ミナクチタクジュ]
1973年生。東京大学教養学部(文化人類学)卒業、同大学院人文社会系研究科(東アジア思想文化)修士課程・博士課程修了、博士(文学)。博士課程在学中に、松下アジアスカラシップ(現・松下幸之助国際スカラシップ)により台湾・中央研究院民族学研究所に留学。日本学術振興会特別研究員‐PD、東京大学大学院人文社会系研究科助教、武蔵大学人文学部准教授を経て、同教授。2011年、第11回日本道教学会賞受賞。2015年、第2回松下正治記念学術賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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