内容説明
1949年の新中国の建国は「解放」の喜びとともに、とりわけ知識人に大きな変革―価値観の転換、立場や尊厳の喪失等をもたらした。本書は、そうした群像の中から、代表的な知識人を選び、その生き方を追究。歴史の奔流に直面した人間の真実に迫る貴重なドキュメントである。
目次
第1章 問題の所在と考察対象者
第2章 政治理論学習と知識分子の思想改造
第3章 知識分子の土地改革参加と思想改造
第4章 土地改革工作隊と参加者たち
第5章 時代の潮流に身を流されながら―潘と沈の日記と手紙から読む
第6章 『蘇南土地改革訪問記』をめぐって
第7章 蘇南における階級、土地制度と土地改革
第8章 知識人の思想的転換から中国革命を読む
著者等紹介
聶莉莉[ニエリリ]
1990年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。専攻は文化人類学、中国及び東アジア地域研究。現在、東京女子大学現代教養学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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