内容説明
本書は、高校生・若者のためにまとめた原発の入門書である。核分裂反応や放射性物質、原発のしくみなどについての基礎的な理解のうえに、原発がいかに危険か、原発事故、核廃棄物はどうなるのか、などの問題について考える。そして、原発の「安全神話」、原発建設に反対する住民の運動、「もんじゅ」をめぐる裁判など、日本各地ですすむ脱原発の動きにも注目します。また、原発を停止させると社会は本当にパニックに陥るのか、原子力エネルギーに代わるエネルギーとしていまなにが注目されているか、などについても考える。
目次
第1章 原子力発電の基礎知識
第2章 原発をめぐる世界の動向―原発の廃止は世界の潮流に
第3章 原発と住民の反対運動―原発事故の恐怖からの解放を
第4章 すすむ自然エネルギーへの転換―原子力エネルギーからの脱却を
著者等紹介
関根一昭[セキネカズアキ]
1950年11月1日生まれ。埼玉県立秩父高等学校教諭。日本地質学会会員。地学団体研究会会員。平和・国際教育研究会会員
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