内容説明
知識基盤社会、多文化共生社会と言われる現代では、きくことの重要性がますます高まってきている。きくことは人との対話だけではない。自分の内なる声や身の回りの音にも耳を傾けることが、心を育てるのである。本書では、様々なきくことを通して、自己肯定感や他者理解、感性といった育ちとの関連について考察している。教育関係者はもちろん、これから教師を目指す人、音やコミュニケーションに関心がある人、子育て世代にもおすすめしたい一冊。
目次
第1章 「きく」ことはじめ(「きく」ことを教育の中心に置く;「きく」とは?三つのモード ほか)
第2章 「きく」ことからの学級経営(「ききなさい」ではなく、背中で語る;「きき」上手は話し上手 ほか)
第3章 「きく」ことからの授業(子どもとつくる授業;子どもにとっての必要感を「きく」 ほか)
第4章 「きく」ことを楽しむ授業実践事例(音を探す;音を調べる ほか)
著者等紹介
神林哲平[カンバヤシテッペイ]
1979年生まれ。早稲田大学人間科学部卒業。板橋区立板橋第四小学校教諭を経て、早稲田大学系属早稲田実業学校初等部教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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