出版社内容情報
本書は、スラヴ語アクセントの歴史的研究で世界的に著名な Paul Garde のGrammaire russe: phonologie et morphologie(1998、第2版)の翻訳である。現代標準ロシア語を共時的に記述、首尾一貫した原理によって分析する。音韻論を土台に形態論を体系的に記述していく構成で、特に音韻論は類書にないほど分かりやすく、ロシア語の音韻構造を理解するための入門として最適。
日本で出版されているロシア語の文法書や教科書には『80年アカデミー文法』をはじめとする世界のロシア語研究の定説とは異なったことが書かれていることが多い。この日本のロシア語学の現状を考え、『80年アカデミー文法』等を用いて、詳細な訳注を付けた。
【目次】
訳者はしがき
序文
はじめに
訳注凡例
第1部 音韻論、書記法
1章 音韻体系
2章 文字法
3章 発音
第2部 形態論
4章 形態論入門
5章 実詞
6章 形容詞
7章 数詞
8章 代名詞
9章 欠如名詞形:状況語、副詞、述語
10章 動詞
11章 機能語(道具語)
12章 語・文
主要参考文献
訳注引用文
訳注
訳者あとがき
索引
【著者紹介】
ポール・ギャルド(Paul GARDE)
1926年生まれ。
プロヴァンス大学名誉教授。
専門はスラヴ語学、一般言語学。
〈主な著書〉
L’accent(PUF, 1968 / Lambert-Lucas, 20132)
Histoire de l’accentuation slave(IES, 1976)
Le mot, l’accent, la phrase(IES, 2006)
【訳者紹介】
柳沢民雄(やなぎさわ たみお)
1953年生まれ。長野県出身。
大阪外国語大学ロシア語学科卒業。
名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程退学。
名古屋大学大学院国際言語文化研究科教授。
〈主な著書〉
Analytic Dictionary of Abkhaz(ひつじ書房、2010)
A Grammar of Abkhaz(ひつじ書房、2013)
目次
第1部 音韻論、書記法(音韻体系;文字法;発音)
第2部 形態論(形態論入門;実詞;形容詞;数詞;代名詞;欠如名詞形:状況語、副詞、述語;動詞;機能語(道具語)
語・文)
著者等紹介
ギャルド,ポール[ギャルド,ポール] [Garde,Paul]
1926年生まれ。プロヴァンス大学名誉教授。専門はスラヴ語学、一般言語学
柳沢民雄[ヤナギサワタミオ]
1953年生まれ。長野県出身。大阪外国語大学ロシア語学科卒業。名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程退学。名古屋大学大学院国際言語文化研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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