目次
第1部 方言を伝えるために(方言の継承における研究者の役割;地域の人々の方言に寄せる想い―福島県被災地方言の継承に向けた取り組み)
第2部 伝えるために会話を記録する(方言談話が伝える震災と民俗―茨城と福島の談話を中心に;言語生活の記録―生活を伝える方言会話集)
第3部 伝えるために学習材を作る(方言を掘り起こす―「岩手県郷土教育資料」とその学習材化の可能性;方言教科書―茨城方言テキストの作成)
第4部 伝えるために方言に触れる場を作る(語りの会 発信!方言の魅力―南部弁トークショー・方言で語る昔コ・津波体験紙芝居;地域の言葉で昔話を語り継ぐ活動;方言教室―方言アフレコ体験ワークショップ)
著者等紹介
大野眞男[オオノマキオ]
埼玉県出身。岩手大学教育学部教授。専攻、日本語学・社会言語学(方言)
小林隆[コバヤシタカシ]
新潟県出身。東北大学大学院文学研究科教授。専攻、方言学・日本語史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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必殺!パート仕事人
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宮城県内引っ越して回ったので、仙南・仙北・仙台近郊では言葉が全然違うことが身に染みている。方言撲滅運動は私の少し前の世代かな。テレビの普及で急速に共通語化が進んだと思う。話し言葉による排除は転校生には今も昔もあること。 次世代に方言を伝えなくちゃということなんだけれど、外から力を加えたからって方言の消滅を止めたり遅らせたりできるのかなぁ?私は親とは方言で話せたけど、東京で暮らしていた弟とはもう共通語でしか話せない。 釜石「漁火の会」須知ナヨさんが遠野の語り部鈴木サツさんの妹さんとは。勉強になりました。2021/02/14