内容説明
道元禅師の主著『正法眼蔵』の行持の巻を、原文に則して、全文を紹介し、全訳して、道元禅師の素材である出典を確かめたもの。取り上げられる仏祖35名は、道元禅師にとって重要な祖師ばかりであり、詳細な解説を通して、道元禅師の祖師像が明確になっている。『中国禅宗史話―真字正法眼蔵に学ぶ』(禅文化研究所・1998年)の姉妹編。
目次
道元禅師示寂の日を思う
行持報恩
『正法眼蔵』と『行持』
『行持』の撰述・構成
行持とは何か―行持の道環
行持とは何か―不曾染汚の行持
行持の功徳―空間と関連して
行持の功徳―時間と関連して
一日の行持―行持の「いま」とは何か
一日の行持―行持を逃避する邪心〔ほか〕
著者等紹介
石井修道[イシイシュウドウ]
1943年福岡県に生まれる。66年駒澤大学仏教学部禅学科卒業。71年同大学院博士課程満期退学、駒澤大学仏教学部に助手として就職。駒澤大学仏教学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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