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ひつじ研究叢書
話し言葉と書き言葉の接点

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  • サイズ A5判/ページ数 272p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784894767089
  • NDC分類 817.8
  • Cコード C3080

目次

1 共時的研究(フィクションの話し言葉について―役割語を中心に;話し言葉が好む複雑な構造―きもち欠乏症を中心に;ヴァーチャル方言の3用法―「打ちことば」を例として;疑似独話と読み手意識;話し言葉と書き言葉の語用論―日本語の場合;現代日本語の多重的な節連鎖構造について―CSJとBCCWJを用いた分析;指示語にみるニュースの話し言葉性;文字の表音性)
2 通時的研究(古代における書きことばと話しことば;鎌倉時代口語の認定に関する一考察―延慶本平家物語による証明可能性をめぐる;明治前期の手紙文にみられる「口語体」;書かれたはなしことば;「全然」とその振り仮名)

著者等紹介

石黒圭[イシグロケイ]
一橋大学国際教育センター・言語社会研究科教授

橋本行洋[ハシモトユキヒロ]
花園大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホシ

8
お仕事。「疑似独話と読み手意識」(野田春美)のみ読む。読み手意識の下位分類が注目される。読メは多様な疑似独話と読み手意識が現れる、面白いSNSだと思う。2017/04/07

こたろう

1
日本語を大別すると話し言葉と書き言葉となるが、それを詳しくみていくと、実はそんなに簡単な区別じゃないということが、様々な観点から考察されている本。特に興味を持ったのはニュースなどで使用される言葉は、書き言葉や話し言葉とも違い「読みことば」なのでは?という考察。ニュース独特の表現があり、通常の会話で使用されるものでもなく、新聞などの記述とも異なる。もう1つは、現代の書き言葉の形式は、いつ頃から確立し使用されるようになったのか、言文一致運動の後の何がキッカケだったのかについての考察は、一読の価値があると思う。2019/08/08

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