出版社内容情報
ことばに関心のある人なら知っておきたいことや考え方、言語学というしかつめらしい学問に入門する前に気づいておくべき現実やその問題点を扱っています。ことばで表現する苦しみと楽しさ、ことばに抱く幻想、ことばの始まり、人間であることとことばの能力、方言と標準語、社会の中のことば、滅びゆくことばの現実、ことばの変化と歴史、発音と文字の不思議、伝わらない思いとことば、ことばについての誤解など、興味ある15のテーマを取り上げています。ほとんど専門知識がなくても読み進められる、「言語学入門への入門」の本です。
目次
ことばをめぐる状況
ことばが伝えるもの
ことばについての幻想
ことばの勝者とことばの幸福
ことばの多様性と方言
ことばとアイデンティティ
ことばの標準と規範
変わりゆくことば
ことばをさかのぼる
ことばと社会
ことばの獲得と喪失
ことばと文化
ことばを聞き、書く
ことばで伝える
ことばを科学的に見る
著者等紹介
加藤重広[カトウシゲヒロ]
北海道大学大学院文学研究科助教授(言語情報学講座)。(専門、言語学)1964年生まれ。博士(文学)(東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。