内容説明
本書は、これから大学で言語学を学ぼうとする学生のみなさん、さらに、一般に、ことばによるコミュニケーションに興味をお持ちのすべての人たちに使っていただきたいという願いをこめて執筆したものである。16のエクササイズから成り立っている。各エクササイズは、ことばの働きに関して、重要と考えられる言語学的トピックをとりあげた。できるだけ専門用語は使わないようにしてあるが、内容は、ことばの本質的な問題を包摂している。
目次
事物へのアプローチ
レトリックによるアプローチ
恋文のすすめ―心の形とことばの力
意味へのアクセス
意味と経験
主題と叙述
テクストのいろいろ
広告のことば
事物と感覚―オノマトペの世界
毎日のことば
数量のとらえ方
出来事の見方・とらえ方
過去のとらえ方
判断の仕方
言い換える・引用する
著者等紹介
青木三郎[アオキサブロウ]
1956年、東京生。77年仏国政府留学生として渡仏。ブザンソン大学文学部卒。パリ第7大学大学院修士課程・博士課程修了。アントワーヌ・キュリオリに師事。84年博士号(言語学)取得。86年筑波大学文芸・言語学系講師を経て、現在同大学助教授。専攻は言語学
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