内容説明
本書は、特別養護老人ホームの個室化に関わった実績と、個室の意義について、明確な主張を持っている多くの執筆者の論文によって構成されている。それぞれの内容については、執筆者の独自の意見を尊重し、視点のやや異なる点もある。しかし、読者には、個室化が基本的にどのような意図をもって行われてきたか、十分理解できる。全国各地ですすめられている個室化とその評価をめぐる議論と実践に寄与できるものとなっている。
目次
第1編 特別養護老人ホームにおける個室化の意味(個室化をめぐるわが国の動向とその意義;利用者本人を中心とした個別的サービスの提供;高齢者の人権と個室化;諸外国における老人ホームの個室化)
第2編 東京老人ホームにおける個室化(個室化までの歩み;個室化の現状;東京老人ホームにおける入居者への対応)
第3編 東京老人ホームにおける入居者への対応(入所・退所;安全とプライバシーへの配慮;起床・就寝;食事;排泄;入浴;余暇活動・レク・交流サービス;資料)
第4編 生活空間としての個室の作り方(施設における個の空間の基本;個室の作り方;グループリビングケアユニットの設計ポイント)
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