出版社内容情報
本書は、1991年の初版以来、C++プログラマから絶大な支持を得てきた『Effective C++』の、内容を新たにした改訂第3版の翻訳書です。第3版においても、C++の効率的な使い方を紹介するのが、変わらない本書の目的です。C++プログラムを理解しやすく、保守しやすく、移植性をあたえ、拡張しやすくするために、55個のガイドライン(アドバイス)をもうけています。すべての項で、よりよいデザインを考え、よくある問題を避け、自分の期待通りに動く、より効率的なプログラムを書くためのガイドラインが示されています。
しかし著者は、「2005年(原著第3版発行)の今、C++プログラマにとって、もっとも重要なアドバイスは何だろうか」という問いをたて、その要求にも十分に答えています。リソース管理、テンプレートを使ったプログラミングに関する章を追加し、例外の存在、デザインパターンの適用、TR1という新しい項目に関する解説も加えました。すべてを初めから組み立てなおし、実際に半分以上が新しい内容になっています。
本書を活用することで、読者は「C++の動作について深く理解する」ことが可能になり、今まで以上にC++のプログラムとデザインに改良を加えられるようになるでしょう。
目次
第1章 C++に慣れよう
第2章 コンストラクタ、デストラクタ、コピー代入演算子
第3章 リソース管理
第4章 デザインと宣言
第5章 実装
第6章 継承とオブジェクト指向設計
第7章 テンプレートとジェネリックプログラミング
第8章 newとdeleteのカスタマイズ
第9章 いろいろな事
付録A Effective C++を超えて
付録B 第2版と第3版の対応表
著者等紹介
小林健一郎[コバヤシケンイチロウ]
1983年東京大学理学部物理学科卒業。1988年東京大学院理学系研究科物理学修了。理学博士号取得。以後、仁科記念財団研究員(ハーバード大学)。フンボルト記念財団研究員(ミュンヘン大学)。東京大学原子核研究所研究員などを経て1994年明治大学兼任講師。1995年静岡学園短期大学助教授。1998年静岡産業大学国際情報学部助教授。2006年静岡産業大学情報学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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