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出版社内容情報
本書は、顧客のニーズを満たす適切なシステムを構築するために、いかに要求を定義し、管理していくかについてのシステマティックなアプローチが解説されています。オブジェクト指向技術の世界では、要求の表現においてユースケースモデルが重要視されるようになってきています。これは、顧客の要求を把握する上で、顧客とコミュニケーションをとるための手段として有効であると認識されるようになったからです。また、ラショナル統一プロセスに代表されるような、ユースケース駆動アプローチを基礎とする開発プロセスがオブジェクト指向開発の標準的なモデルとなってきています。ユースケース駆動アプローチとは、まず、機能的な要求をユースケースで捉え、さらにその後の開発の基点としてユースケースを用い、分析設計、実装、テスト設計、変更依頼管理、さらにはプロジェクト管理などに活かしていくという考え方です。このようにユースケースモデルがシステム開発の重要な位置を占めるようになっているにも関わらず、ユースケースモデルの表現の仕方などに焦点があたっていて、顧客のニーズにあったシステムを構築するために、ユースケースをいかに捉えていくかということに関しては、正直言って重要視されてきたとは言えませんでした。本書では、これまであまり触れられることのなかったこの点に焦点をあてています。
内容説明
本書は、複雑なソフトウェアアプリケーションに対する要求管理について述べています。ソフトウェア開発側のメンバー(分析者、開発者、QA担当者、プロジェクトマネージャ、ドキュメント作成者など)だけではなく、外部の「顧客」側のメンバー(ユーザやその他の利害関係者、マーケティング担当者、管理者など)も対象としています。
目次
1 問題を分析する
2 ユーザのニーズを理解する
3 システムを定義する
4 開発範囲を管理する
5 システム定義を詳細化する
6 適切なシステムを構築する
著者等紹介
レフィングウェル,ディーン[レフィングウェル,ディーン][Leffingwell,Dean]
現在、起業家、ソフトウェア企業の役員、作家として活動中。以前は、米国ラショナルソフトウェア社にて、Rational Unified Process(ラショナル統一プロセス)およびRational RequisiteProなどといった製品を有する事業部の上級副社長を務める。ラショナルソフトウェア社以前は、Requisite社の創立者および最高経営責任者であった
ウィドリグ,ドン[ウィドリグ,ドン][Widrig,Don]
Rational RequisiteProトレーニングコースの初版をレフィングウェルと共同開発。それ以前は、RELA社にて、研究開発部門の副社長を務める。現在は、フリーのテクニカルライタおよびコンサルタントとして活動中
石塚圭樹[イシツカケイジュ]
オブジェクト指向システム、プログラミング環境を中心に研究を行ってきた。現在、日本ラショナルソフトウェア株式会社に勤務し、オブジェクト指向システム開発におけるコンサルティング教育を主に行っている。最近はRUbyにはまっていて、この言語の普及に日夜努めている。『オブジェクト指向スクリプト言語』(アスキー、1999)で2001年度の大川出版賞を受賞した
荒川三枝子[アラカワミエコ]
米国ラショナルソフトウェアのビジネスディベロップメント部門に所属。戦略的アライアンスの締結・実現に携わる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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