内容説明
隣人としての釈迦。仏教をインドから世界へ広めた釈迦は、けっして超人的に生きた訳ではない。彼の弟子から見た人間・釈迦を描く。宗教は私たちの日常生活に何を及ぼしているのか?仏教の原点を追って人間の苦悩を探る物語。
著者等紹介
高橋左駄[タカハシサダ]
劇作家・作家。1919年(大正8年)1月、東京・台東区下谷下根岸に生まれる。1948年(昭和23年)、激戦地トラック島より生環後、執筆した戯曲「トラック島」で朝日新聞社文化連盟賞受賞。演劇雑誌『テアトロ』に掲載される。戯曲執筆・演劇活動及び、映画・演劇・諸芸能に関する論評活動を行なう。肺結核の手術後、人間心理探究に興味を持ち、小説執筆を行なう。日本の古代史の謎や、古武術の研究、いまだ知られていない賎民階級の生活及び、江戸時代の考証・研究に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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