内容説明
子ども自身にどんな喜びがめばえ、どんな希望がひらかれるかに焦点をあてて発達の道筋を描き出し、「できる・できない」にとらわれない保育の内容と課題を提案。魅力あふれる多様な実践を、子どもと保育者、子ども同士の対話とともに、保育者の喜びや失敗・葛藤に至るまで生き生きと再現。計画づくり・日々の記録・園ぐるみのふり返り・保護者との対話など、保育をつくる保育者たちの営みを丸ごと公開。子どもの姿が目に浮かぶエピソードや写真、食事指導や環境設定など、現場目線のコラムも豊富に収録。
目次
第1部 2・3歳児の発達の保育の課題(2歳児ってなに?;2歳児の心と体の発達;2歳児の発達を支える保育;2歳児の保育実践で大切にしたいこと)
第2部 2歳児クラスの実践の展開(どの子も安心できるクラスをつくる―「基本的・日常的生活活動」を豊かに;心満たされる文化と心揺さぶられる探索と―「虚構と想像の世界」を花開かせる;仲間とともに育つ自我―思いがふくらみ響きあう)
第3部 2歳児クラスの保育をどうつくるか(一人ひとりの物語とクラスの物語が響きあう保育計画づくり;書き続けることでわかること・変わること;学び合い育ち合う保育者集団づくり)