出版社内容情報
読者のこころの中のあたたかな記憶を呼び起こす、やさしさ満点エッセイ。朝まで歌い続けた祖父の声、夢でしか会えない祖母の感触、旅の夜に聞いた息子の本音――。どんなに近くに暮らしていても、いちばん分からない。だから尋ねてみた。「あの時ってさ……」。知れば知るほど、もっと大好きになるから、家族って不思議だ。なにげなくて愛おしい記憶のかけらを拾い集めた、20のエピソード。
内容説明
『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』著者が贈る、優しさ満点の20編。朝まで歌い続けた祖父の声、夢でしか会えない祖母の感触、旅の夜に聞いてみた息子の本音―。どんなに近くに暮らしていても、知らないことだらけ。だから、実家で鍋をつつきながら、立ち飲み屋で一杯飲みながら、夫婦の思い出の場所で、ふと尋ねてみた。「あの時ってさ…」。
目次
いつの間にか引き継いでいたわが家の味
いつまで経っても慣れないこと
旅に出た日が遠くなっても
父のへべれけ“酒道”十ヶ条
最初で最後の義父との夜
ちょっと遠くに住んでいる兄妹たち
今日が最後だと思いながら歩いた道
街を歩くすべてのお母さんと握手したい
オールナイトライブ祖父
祖母のかけらを拾い集める
世界に一つだけのかめきち
いつかあの劇場の近くで
旅の夜のインタビュー
つくられた家族、つくる家族
知らない時間を生きていく人
モモがいなくなってしまったこと
生まれた時のこと、おぼえてる?
目が覚めた時、横におってな
カエルを探して山を眺める
ちぐはぐなリズムの寝息
著者等紹介
スズキナオ[スズキナオ]
1979年東京生まれ。フリーライター。ウェブサイト『デイリーポータルZ』などを中心に散歩コラムを執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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fwhd8325
水色系
ほし
たっきー
イワハシ