内容説明
若き天才情報工学者、島津圭助は、神戸市で調査中の遺跡、花崗岩石室内壁に、ある『文字』を見せられる。十三重に入り組んだ関係代名詞と、二つの論理記号のみの文字。論理では解くことのできないその世界の言葉を執拗に追うある組織は、島津の卓越した頭脳に、この文字を通じて『神』の実在を証明することを強要する。―語りえぬことについては、沈黙しなくてはならない。ヴィトゲンシュタインの哲学に反く行いに幕を開ける、SF小説の金字塔。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぜんこう
23
論理レベルが上という《神》と戦う天才情報工学者。 なんか頭では理解できないテーマに最初は戸惑いました。 霊感能者の理亜(ユリア)の言葉が印象的でした・・・人間が変わる、と思いたいのよ。《神》さえその上にいなければ、人間はもっと善良にももっと幸福にもなれるんだ、と考えたいの。2017/10/07
skellig@topsy-turvy
16
主人公である天才情報工学者は「古代文字」なる神の言語研究を通じて、見知らぬグループの活動に巻き込まれる。その中で神が自分たち人間より論理レベルが高いだけの存在で人間に悪意を持っていることを知り、神と戦い続けることを誓うまでが描かれている。バリバリのSFというよりは冒険小説に近い印象。神に逆らっても無駄なことだとする敵を葬り、いよいよ本格的に神狩りへ入るのかというところで止まるのだが、勢いがあって面白かった。2013/04/14
やまだん
10
13重に入り組んだ関係代名詞と2つの論理記号のみを持つ謎の「古代文字」。情報工学者である主人公「島津圭助」が古代文字を解明しようとする。古代文字は「神の文字」であり,神の存在と神と手を組もうとするもの,神と戦おうとするもの,神と人間が関わるのを阻止しようとするものが入り乱れる…という話。学生運動の時代の話だが,シンプルな構成のSFであり,古いSFにありがちな陳腐さはない。骨太の物語で「古典的名作」といえるような作品。この作品を踏まえたもっと面白い作品もあるのだろうが,古典として楽しめるクオリティ(60点)2018/08/03
ざび
9
最近30年振りが私のキーワードになっているが、ついに37年振りがでてきた。新刊で読んだはず。骨子は何となく覚えていましたが、全くの新刊という感覚で読了。さすがに名作の誉れ高いだけあって全く色あせていない。すごい内容。さあ、この次は1,000ページの神狩り2に挑戦だ! 2011/11/11
キキベル
7
SFというより、ハードボイルドのイメージが強かったです。 いっぱい人が死んじゃったな。2017/01/15
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