内容説明
お市の方を母とする三人の娘、茶々(淀殿)・お初・お江は、いずれも数奇な運命を辿った。小谷城の落城で父を失い、北の庄城落城のときに母と死別する。茶々は豊臣秀吉の側室となり、お初は母方の従兄の京極家に嫁ぐ。お江は二度の結婚に破れた後、徳川秀忠の妻になる。そして最後に、大坂の陣で姉妹同士が敵味方に分かれ戦ったのだ。戦国動乱から大坂の陣へ、戦国の世を女性たちはいかに生きたか。
目次
序章 関ヶ原以降、戦さは合戦から謀略戦に変貌
第1章 天下統一とお市の姫たち
第2章 お市の姫たちの生き方
第3章 関ヶ原合戦
第4章 豊臣家復興の謀略に動く淀殿
第5章 大坂冬の陣
第6章 大坂夏の陣
終章 戦国の終わりとお市の姫たち
著者等紹介
武光誠[タケミツマコト]
1950年山口県防府市生まれ。東京大学大学院国史学科博士課程修了。文学博士。現在、明治学院大学教授。日本古代史を中心に日本文化を比較文化的視点で扱った研究に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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i-miya
35
(副題)浅井三姉妹の戦国時代。 (武光誠) 1950、山口県防府市生まれ。東京大学大学院国史学科博士課程修了。明治学院大学教授。(あとがき) お江は戦国動乱の最後の時期を生きた女傑である。秀忠の御台所(正妻)。秀忠の政策は秀忠と年上の妻お江の合作。大坂の陣(1614-1615)のあとの安定。幼い頃、二度の落城の経験。(1)小谷城で父をなくす(1573)、(2)北庄城で母をなくす(1583)。二人の姉、茶々(淀殿、秀吉の妻)とお初。姉の淀殿と大坂の陣で対決。2011/06/11
おぎわら
10
2011年、大河ドラマでお江が取上げられた年の刊行で、これに乗じてサササッと2日半くらいで書いて大して確認もせず出しちゃった感の漂う残念な一冊。そもそもお江については余り紙面は割かれず、ドラマの時代背景をさらっと紹介するような内容。冒頭、戦国大名は女性の意見を取入れて行動していて、時代は「女性によって動かされていた」、この辺を「本書の中で詳しく説明」としているのだが、それが果たされているとは思えない。秀忠を秀次とする誤記が2か所、真田丸の戦いを半月続いたという誤記もあり、解説書の体をなしていない。2017/12/07
Happy
2
「お江」言うまでも無く大河ドラマの主人公である。浅井三姉妹と言われた茶々・初・江の3人の生い立ちから大阪の陣までの数奇な人生を解説してあり、ドラマの予習と言う感じで読んだ。織田信長の時代から関が原での戦い以降の豊臣秀吉の側室淀君(茶々)と、徳川家2代将軍秀忠の妻江、間を取り持つ初の関係が分かる。ドラマは父柴田勝家と母お市の方が亡くなり、来週は茶々があれほど嫌っていた秀吉の側室になる所くだりに入っていく。姉妹で豊臣家と徳川家に別れた二人の人生をドラマで再確認したい。2011/03/25
恵美
1
特に新しい事実はなし。それよりも「お初は母方従兄の京極と結婚」とか、基本的な事柄も推敲されていない箇所がいくつかあって、残念だった。2021/11/23
オールド・ボリシェビク
0
戦国期の大名の妻たちの強さに触れている。お江そのものより、織田信長から秀吉、大坂夏の陣に至る通史のような記述である。2020/04/27




