内容説明
明治中期、北の大地での新しい生活に思いを馳せ、原始の大自然が色濃く残る地に理想を求め、そして挫折した独歩。道内滞在は、わずか12日。しかし、北辺での濃密な時が「武蔵野」など自然文学を生み出した。北海道に残したわずかな足跡をたどり、独歩の北海道行を克明に再現する。
目次
第1章 北海道行きまで
第2章 北海道へ
第3章 九月十九日~二十四日 札幌
第4章 九月二十五日~二十六日 空知
第5章 九月二十六日 山越え
第6章 その後
著者等紹介
岩井洋[イワイヒロシ]
酪農学園大学環境システム学部地域環境学科教授。専門は環境文化論(日独自然観の研究)、ドイツ文学。1950年旭川市生まれ。道教大札幌校卒、北大大学院文学研究科博士後期課程中退。酪農学園大学講師、助教授を経て99年から現職
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- [音声DL付き] - Facebook…
-
- 和書
- 雨宮敬子作品集