内容説明
お行儀の悪さをいつもママから注意されるケイトちゃん。正しいお行儀を学びたいとある日、女王様に手紙を書きます。すると翌朝、召使いが夕食の招待状を持ってお家にやってきました。そして、訪れたお城のキッチンで目にしたのは…。
著者等紹介
ハート,キャリル[ハート,キャリル] [Hart,Caryl]
ダービーシャーを拠点に活動する受賞歴のある児童文学作家。絵本やヤングアダルトを数多く手掛けるほか、学校や図書館で読み書きの独創的なワークショップにも取り組む
ホジキンソン,リー[ホジキンソン,リー] [Hodgkinson,Leigh]
イースト・サセックス在住。絵本作家。数多くの絵本を制作する一方、アニメーターとして短編映画で数々の賞を受賞。“wonkybutton(ウォンキー・ボタン)”のブランド名で、型紙付きの手づくり人形キットやレザーカットのブローチ、イラストなどかわいい商品をプロデュースしている
呉藤加代子[ゴトウカヨコ]
大分県出身。コピーライター。大学卒業後、社会人生活を経て英国に遊学。帰国後は広告や雑誌等の仕事をするかたわら、英国のデザイナーやイラストレーターの商品を日本に紹介する活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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たまきら
28
ここまでやるんだったら最後の1ページは無しにしたまえ!と鼻息荒くなってしまいましたよ。一年生は「いや、これはないでしょ~」と上品ぶりっ子でしたけど、「あっ、これあたしも言われるよね…」と苦笑い。だったら「インドならいい作法」とか言って手で食べるのやめなさい!2019/03/15
遠い日
13
逆説的なマナーの本、とも言い切れない面があります。「楽しく食べる」ことは、大人になればお行儀を無視しなくてもできることがわかるのだけれど、子どもは食べ方の「カタチ」から崩したがる。ま、うちでは絶対そんなこと許しませんでしたけれどね。2017/12/13
みさどん
12
行儀なんてそっちのけで食べたいケイトが、お城のディナーにお招きされる。堅苦しくて、おうちが一番という落ちだと思っていたら、真逆だった。お姫様と好き勝手に食べる発散ぶり。夢のようなひと時ってことでいいのかな。箸使いがきれいで食べ方の美しい人には憧れる。食べることはしっかり学んでほしい一つ。大人の指導が現れるものだと思うと、厳しさもありかな。2024/09/27
ヒラP@ehon.gohon
8
ウーン困った。きっと子どもたちはこの本を喜んで読むに違いない。 でも、食べるときのマナーを説明いしつつ、マナーを守らない楽しさを教えてしまっては、親の立場はどうすれば良いのか。 オススメして良いのか悪いのか困りつつ、大胆な発想で描かれた反面教師的なこの絵本には、圧倒されました。2016/10/28
あひる
2
何か、こんなにオープンにお行儀が悪い絵本ははじめてでした。2016/09/04