内容説明
O.ヘンリーは初老の夫のひそかな解放のきっかけとなったニューヨークの雑種犬を、キプリングはトリュフ狩りの名犬とトリュフを知らないイギリス農夫とのふれあいを、ウォルポールはコッカー・スパニエルの仔犬を飼うことから始まる若い夫婦の亀裂を、ジャック・ロンドンはセントバーナードとシェパードを親とする犬と男の愛と冒険を、ヴァージニア・ウルフはフィレンツェの老犬と老婦人の静かな死の別れを…。作家が語る犬と人間のあいだに生まれたコミュニケーションの数々。アンソロジー。
著者等紹介
石家佳代子[イシイエカヨコ]
北海道武蔵女子短期大学卒。日本語教師。バベルの通信講座を数々受講し、翻訳を学ぶ
粉川栄[コカワエイ]
早稲田大学卒
鈴木久美子[スズキクミコ]
慶応義塾大学文学部史学科卒。小・中・高・大学で一貫して仏語を第一外国語として専攻。同大学大学院修士課程二年修了後、仏グルノーブル大学語学研修後、モンペリエ第三ポール・ヴァレリー大学留学。帰国後、仏国有銀行東京支店に勤務。退職後、バベル翻訳家養成講座(通信教育)・仏語専科、英語専科修了。現在、特許翻訳団体専属で仏和翻訳に従事
曽我佐保子[ソガサホコ]
津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業後、独学で翻訳を学ぶ。カンボジア、ベトナム等、発展途上国問題に関するNGOのボランティア翻訳で経験を積む。その後本格的に翻訳を学びたいと思い、バベル翻訳大学院(USA)に入学。学びながらワークショップに参加
中村佐千江[ナカムラサチエ]
京都大学教育学部教育心理学科卒。子供服のアパレルメーカーを退職後、バベル出版翻訳マスター講座(通信教育)、シノプシス講座(バベル大阪校)などを経て、フリーランス翻訳家となる。2004年に第12回DHC翻訳新人賞優秀賞を受賞。女性心理や家族関係を扱う作品を得意とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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