内容説明
昭和20年頃、B29がひっきりなしに夜空を飛び交った東京大空襲があった時や昭和30年頃、高度経済成長期の日本で新幹線がまだ開通していなかった時など激動の時代の記憶が色鮮やかに蘇る―。心配症で、愛情深く、好奇心旺盛な昭和の肝っ玉かあさんスミエの半生記。清水家のゴッドマザーの一生とともに、激動の時代を振り返る。懐かしき昭和の思い出と、あたたかな大家族の物語。
目次
第1部 母の生い立ち(娘時代の母と東京での暮らし;昭和の時代の生き証人)
第2部 結婚してからの母(貧乏暮らしの中での新婚生活;母の教育観;祖父と祖母とのこと)
第3部 子供たちの自立と家族の継承(姉と私の離郷;人生初の挫折を経験した私;子供たちの自立;嫁と姑;孫を迎えた母の喜び;家族旅行;老いへの不安)
第4部 人生って捨てたもんじゃない(大病の中で得た母の感涙;一日一生の思いでいるからこそ;90歳の不安;残された日々;生きる喜び)
著者等紹介
清水俊明[シミズトシアキ]
1959年生まれ。同志社大卒業後、広島県北部の県立高校を中心に、36年間教職に携わる。2020年3月退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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