出版社内容情報
石牟礼道子の原点を知る最重要資料!
17歳から20歳の青春時代に書かれた未発表作品の集成。昨秋に新しく発見された小説第一作「不知火おとめ」は20歳の作品で、その後の作品には見られない人生の悩みや葛藤を綴っている。その他、小説短編や詩、エッセイなどを集めた「ひとりごと」、「未完歌集 虹のくに」や代用教員時代の「錬成所日記」、「若き日の石牟礼道子の便り」、当時の書画を所収。作家として活動する以前の、石牟礼道子の創作の原点を理解するために必読の書!
内容説明
戦中戦後の時代に翻弄された石牟礼道子の青春。その若き日の未発表の作品がここに初めて公開される。16歳から20歳の期間に書かれた未完歌集『虹のくに』、代用教員だった敗戦前後の日々を綴る「錬成所日記」、尊敬する師宛ての手紙、短篇小説・エッセイほかを収録。
目次
1(不知火をとめ 1947.7.3;ひとりごと 1946.12.11‐1947.7.20)
2(錬成所日記 1945.6.23‐9.18)
3(徳永康起先生へ―石牟礼道子の若き日の便り 1946.1.15‐7.21)
4(タデ子の記 1946;光 1946)
5(未完歌集『虹のくに』 1945‐1947)
著者等紹介
石牟礼道子[イシムレミチコ]
1927年、熊本県天草郡に生れる。詩人。作家。1969年に公刊された『苦海浄土―わが水俣病』は、文明の病としての水俣病を描いた作品として注目される。1973年マグサイサイ賞、1986年西日本文化賞、1993年『十六夜橋』で紫式部文学賞、2001年度朝日賞、『はにかみの国―石牟礼道子全詩集』で2002年度芸術選奨文部科学大臣賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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