出版社内容情報
パリで学んだ、フィリップ・アリエスの世界。/「制度史」から「匿名の日常史」へと教育史の刷新を模索する中で、著者が1970~90年代パリで格闘したデモグラフィ(人口動態誌)とは何か? 『〈子ども〉の誕生』『「教育」の誕
内容説明
「匿名の日常史」としての教育史をいかに創るか。1970年代末から90年代パリ。制度史、あるいは抵抗の歴史としての日本の「教育史」の刷新を模索していた著者が、『“子供”の誕生』で名を馳せていたフィリップ・アリエスを手がかりに接近した「デモグラフィ」とは何か。民族の「心性」に迫る歴史の方法論を探る、知的格闘の日々。
目次
1 ラスパイユ通り二二六番地
幕間 社会科学高等研究院での講義演習、そしてあっけない永遠の別れ
2 アレジア―サン・イーブ通り四番地
3 レシダンス・パンテオン・パリジアーナ
4 オテル・オリオン
著者等紹介
中内敏夫[ナカウチトシオ]
1930年高知県生まれ。一橋大学名誉教授。教育学・教育史。京大・東大(院)卒。1965年、國學院大學専任講師のポストに就く。71年、お茶の水女子大学助教授に転ず。75年頃より、京都府教育研究所の評価論研究に協力し始める。84年、一橋大学教授に転ず。94年、中京大学教授に転ず。2001年、同停年退官。以来、教育目標・評価学会の同人活動に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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