なぜ“ジョルジュ・サンド”と名乗ったのか?

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なぜ“ジョルジュ・サンド”と名乗ったのか?

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  • サイズ B6判/ページ数 330p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784894349728
  • NDC分類 950.28
  • Cコード C0098

出版社内容情報

19世紀女性作家ジョルジュ・サンドの内面に、新しい光を照射する。
「ジョルジュ・サンド」という男性名のペンネームですべての作品を発表したオロール・デュドヴァン。なぜペンネームを、そして、なぜ男性の名前を選んだのか? ペンネーム問題を通して、サンドが家族や、自身の来歴や名前同様、“作家”という職業について抱き続けなければならなかった複雑な関係を解明し、女性であり作家であることの困難を鮮やかに描き出す。

【著者紹介】
●マルティーヌ・リード(Martine Reid)リール第3大学教授。19世紀文学研究。著書に “Le Rouge et le Noir” de Stendhal, Classiques Garnier, 2013,George Sand, Gallimard, 2013等がある。

内容説明

「ジョルジュ・サンド」という男性のペンネームで創作活動を行ったオロール・デュパン/デュドゥヴァン。女性であり作家であることの難しさを鮮やかに描き出した、フランスの話題作。19世紀フランス文学研究を代表する著者が、新しい読み方を呈示!

目次

第1章 笑いと隠しだて
第2章 筆名
第3章 家族小説
第4章 コランベあるいは欠けている文字
第5章 作家の名
第6章 彼それとも彼女?
第7章 小説
第8章 詩学
第9章 “自己の物語”
第10章 コーダ(結び)―サンドの読者、ゾラ

著者等紹介

リード,マルティーヌ[リード,マルティーヌ] [Reid,Martine]
1975年、ルーヴァン・カトリック大学(ベルギー)で学士号取得。1984年、エール大学(アメリカ)で哲学博士号取得。同大学助教授、準教授、またヴェルサイユ・サン=カンタン=アン=イヴリーヌ大学助教授を経て、現在、リール第3大学教授(フランス語・フランス文学)。パリ第7(ドニ・ディドロ)大学、パリ第3(ソルボンヌ・ヌヴェル)大学、ウォリック大学(イギリス)、エール大学、モントリオール大学(カナダ)等の客員教授も兼任。スタンダール、ジョルジュ・サンドなどの19世紀作家、女性・表象・ジェンダーに関するものなど、多数の論文を執筆している

持田明子[モチダアキコ]
1969年東京大学大学院博士課程中退。九州産業大学名誉教授。専攻はフランス文学。1966‐68年、フランス政府給費留学生として渡仏。ジョルジュ・サンド研究の第一人者ピエール・ルブール教授の指導のもと、1840年代のサンドの作品と思想を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ラウリスタ~

10
おまけのようにして、19世紀の男性作家たちによる軽視と現在に至るまでの忘却(一部の田園小説が児童文学として読まれ続ける以外には、もはや読まれない)について、特にゾラによる批評をめぐって考察する最終章が面白い。若きゾラは、欠点まみれだが「過度に愛する」長所を持つ男と、より思慮分別がある女、という筋立てが常に用いられることに疑問。のちに自然主義擁護キャンペーンの中で、バルザックの真実に対するサンドの夢、とその小説を否定。セヴィニェ夫人のような模範的女性作家とは違う、性を越境する「作家」サンドへの警戒感と嘲笑。2020/06/05

nranjen

4
作家というものは、個人としてあるのではなく、作品がその人格をも作り出す。それを「ペンネーム」としての存在としてどう構築されてきたのかを考察する試みと理解した。無論のこと、ジェンダーに関する部分が非常に興味深い。2024/01/23

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